【七輪陶芸 日々の記録⑨】気分転換と焼成の練習のためにお猪口を作ってみる。
2020.05.21
私が七輪陶芸を始めてからしばしば見失っていた、“冷静さ”を取り戻すため、
そして、焼成の練習のためにも、気分を変えてお猪口を作ってみることにしました。
これまでの失敗で得た課題は、炭の種類、扱い、温度の上げ方、送風の仕方などなど。
ならば小さい作品でまずはこの課題に向き合おうというわけです。
てか、お猪口が焼けないようじゃ、ダイジョーブくんなんて焼けねえだろ!!!と、
自分に喝をいれるためでもあります。^^;
ということで、赤荒土でお猪口5個作ってみました。
お猪口はひも作りよりも、玉作りのほうが作りやすいですね。
※ひも作り→粘土をへびみたいに細長くして積み上げていく方法。
※玉作り→粘土のかたまりに指を突っ込んで形作っていく方法。
①素焼き
アルミホイルで包んで焼きました。安心してきれいに焼けてgoodです!
(ホイルを外すとこんな風に焼きムラがありますが問題ありません。)
前回の焼成で穴があいたアミ。
これがとっても便利でした。炭や作品の出し入れできるしね。
本焼きを待つ作品を、冷ますことなく温かい場所に置いておける!
怪我の功名!というやつです。
こんな商品あってもいいんとちがう??笑
ただ、徐々に崩壊してきますので、使えるのは2回ぐらいです、、。
②釉薬を塗る!
素焼きの後、まだ七輪の中の炭が元気だったので、そのまま釉がけ(楽焼用の透明釉)と本焼きをします。
(チョー焦ってやったから、写真はナシ。)
③本焼き
作品が小さいのでさっき紹介した穴あきアミを使いながら、
一つづつ炎の中へ入れ、上からも炭を足して送風。温度を上げて焼きました。
結果!!
結論から言うと、やはりヒビと割れが起きました。
今回も明らかに急な温度上昇が原因だな、、。
とはいえ、
すごく面白い結果に。
同じ土、同じ釉薬、同じ焼き方でこんなに変化が出ました。すごく面白い!!!
まさに炎の芸術だー!!
変化の理由は、炎の当たり方、灰のかぶり方、焼成温度、酸素状態の違いでしょうか。
がっつり汚れているのは、釉薬をかけた以上仕方ないことかな。
ドライヤーで舞った灰が、溶けてガラス質になったところにひっついてますね。
ひとつだけ割れなかったんですが、それは最後に焼いたもので、
かなりじっくり温めてから焼いたのがよかったんだと思います。
やっぱり、除熱が大事ってことみたいです。
あとは、色の変化の理由を知りたいなぁ。
子供の頃から理科が大の苦手だった私に、この化学反応が理解できるのか、、(~_~;)