【七輪陶芸】ダイジョーブくんがいればだいじょうぶ。

ダイジョーブくんという、やきものでできた神様を作っています。

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【七輪陶芸 日々の記録⑧】鞴(ふいご)をオークションで購入した話。

2020.05.20

これまでの失敗から、ひとつ、どうしても試してみたいことがあります。

それは、、、

鞴(ふいご)を使って送風すること!!

 

もう、ほんまに、いろいろすっ飛ばしてとりあえずこういう道具を手に入れようとするあたりが、私の堪え性のない性格をよく表しています、、(^_^;)

 

これまでの経験で感じたこと、前回の反省点にも書きましたが、

炭が爆ぜたり、灰が舞ったりして、作品がそれをかぶって汚れてしまうという問題。

これをなんとか改善したくて、情報を調べていたところ、

「風力と風圧は違う」という記事に出会いました。

七輪陶芸では温度を上げるために、ドライヤーを使って送風するのですが、ドライヤーの風って、広範囲にぶわーっと当たりますよね。これだと風圧はないので、炎が全体に行き渡らず、温度にムラが出たりして、炭を完全燃焼させられないそうです。しかも炭や灰は巻きあげてしまう、、。つまり、汚れの原因になるわけです。

それが、昔ながらの鞴(ふいご)での送風の場合、圧縮された空気がうまく七輪内に行き渡って温度があがり、結果きれいに焼けるということらしい。

木でできた長方形の箱型の鞴(ふいご)は、鍛冶屋さんなどで使われてきた日本特有の道具で、箱についている木の棒を押したり引いたりすることで中の空気が圧縮されて出てくる仕組みになっています。

そんな情報みてしまったら、どうしても、実物を、試してみたい!!

抑えきれなくなった好奇心。

そこからひたすらネットでふいごを探しまくり、、

なんとオークションに出品されているのを見つけました。

そして、
勢いで、落札!!

それがこれです。

↓↓↓

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落札金額1,000円なり。

過去の商品情報ではこの形の鞴は2万円以上してたのに、これはなんでこんなに安いんやろう??と、購入前から不思議でしたが、、、

その理由は届いてわかりました。

はっきりいって、とても小さい!!

そして、まったく風が出ない!!

構造は完璧、なんだけど、隙間はあるしピストンもスムーズに動かないしで、このままでは使えません。中のスポンジはかなり劣化してました。

 

ならば、修理してみたい!

と、いらぬ好奇心がわきあがり、解体してみることに。

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このスポンジ部分、本来は狸の毛皮が使われるそうです。

硬くて密集してて、空気を通さないのに滑りがいいんだって。

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うちにあったスポンジ(すきまテープ)に張り替えてみました。

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結果、
さらに滑りが悪くなった。

まったく動かないよ。(T_T)

ま、とっても素敵な雰囲気だしね、タンスの上にでも飾っておこう。

そしていつの日か狸の毛皮が手に入ったら、もう一度修理にチャレンジしてみようと思います。

 

ということで、やっぱり手軽なドライヤーで、がんばって焼くことにします。(^_^;)